おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-349ページ「第2-3-79図 組織全体の支援計画策定状況別に見た、課題解決割合」を見ましたが、今日はⅡ-350ページ「第2-3-80図 組織全体の支援件数の見える化状況別に見た、支援計画の策定状況」を見ていきます。
下図から、組織全体の支援件数の見える化状況別に、支援計画の策定状況を見ると、組織全体の支援について、「支援内容ごと(経営課題別等)に支援件数の見える化を実施している」、「支援件数の合計のみ見える化を実施している」と回答した支援機関ほど、支援計画を策定し、定期的に見直しを実施している割合が高い。これにより、組織全体の支援件数を見える化することで、組織全体の支援計画の策定と、その見直しを実施するPDCAサイクルにつながる可能性が示唆される。
取組の成功例だけでなく、失敗した経験、しかも、前線の支援者だけでなく、管理層も含め、そこで働くすべてのことが可視化される組織があるのであれば、そこは風通しが良く、居心地が良いのでしょう。
というのも、企業支援の結果が成功と判断できるまでには、相当の時間を要するもので、その課程で、どうすることもできない強い機会や脅威が待ち受けているからです。
これらを含めて、すべてのノウハウが共有化されていれば、支援者は、次の一手を考えながら、策が打てるので、信頼度が高まるのではないでしょうか。
ということで、今日で、2023年版中小企業白書は完読です。明日から、2024年版中小企業白書に入ります。
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