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経営者は本質的な相談を期待している!!

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。

 昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-323ページ「第2-3-63図 支援機関を利用した事業者における、本質的な課題設定を伴う支援を受けた経験の有無」を見ましたが、今日はⅡ-324ページ「第2-3-64図 事業者の支援機関に対する本質的な課題設定への期待」を見ていきます。

下図から、事業者の支援機関に対する本質的な課題設定への期待を見ると、「支援機関を利用して、当初想定していた課題とは異なる、より本質的な課題を設定できることは、自社の持続的な成長・発展につながると思うか」について、「とてもそう思う」、「ある程度そう思う」と回答した事業者の割合の合計は6割を超えており、事業者は支援機関による支援により、本質的な課題設定ができることに期待を持っていることがうかがえる。

相談者には、表面上の悩みだけでなく、本質的な何かがあるのではないか。中小企業白書は、このような仮説の構築が上手いし、それを検証し真実であることに驚きます。相談を受けている自分は、目の前の相談を片付けることに夢中になってしまい、そういう潜在的な部分を見ようとしなかった、いや、経営者はそういうサインを発しているにもかかわらず、見落としていたのかもしれない。今後、支援者は相談に乗る際には、表面では見えない部分を見るように心がけなさいという示唆とも読み取れますね!

#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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