おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-319ページ「第2-3-59図 支援対象企業の業績傾向別に見た、3年前と比べて支援の重要性が高まった経営課題」を見ましたが、今日はⅡ-320ページ「第2-3-60図 経営者の成長意欲の高低別に見た、事業者が利用して満足度の高かった支援機関」を見ていきます。
下図から、経営者の成長意欲の高低別に、事業者が過去3年以内に利用して満足度の高かった支援機関を見ると、経営者の成長意欲が高い事業者、低い事業者共に、「金融機関」と「税・法務関係士業」を回答した割合が高い。
一般に、これらの支援機関は事業者との接触頻度が高いと考えられることから、事業者はアクセス性の良い支援機関から支援を受ける頻度が高いことがうかがえる。
また、「コンサルタント」については、経営者の成長意欲が高い事業者の方が、経営者の成長意欲が低い事業者よりも回答割合が高くなっており、経営者の成長意欲によって、支援を受ける支援機関の傾向が異なることも分かる。
以上より、事業者の成長意欲の高低によって利用する支援機関には差があるものの、「金融機関」、「税・法務関係士業」、「商工会・商工会議所」、「コンサルタント」等の支援機関を利用することで、事業者は満足する支援を受けられていることが分かる。
一方で、「支援機関の利用経験はない」と回答した割合は、経営者の成長意欲が低い事業者の方が、経営者の成長意欲が高い事業者よりも高くなっており、経営者の成長意欲が低い事業者においては支援機関を利用するきっかけが得られていない可能性も考えられる。
中小企業診断士の満足度は3~4%とは、誠に残念な結果です。白書にあるとおり、接触する頻度の低さがこの結果をもたらしているのかもしれませんが、この結果は真摯に受け止めるべきでしょう。では、どうすれば良いか、それは接触の頻度を高めること。つまり、事業者にとって有益な情報を積極的に発信し、話し合いの頻度を高める。地道にコツコツと支援することで、この結果を見返したいと思います!
#中小企業診断士 #2023年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ||||||
2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 |
23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 |
30 | 31 |