おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-318ページ「第2-3-58図 支援機関が単独で対応できる経営課題(支援機関別)」を見ましたが、今日はⅡ-319ページ「第2-3-59図 支援対象企業の業績傾向別に見た、3年前と比べて支援の重要性が高まった経営課題」を見ていきます。
下図から、支援対象企業の業績傾向別に、3年前と比べて支援の重要性が高まった経営課題を見ると、支援対象企業の業績傾向によらず、「事業計画策定」、「事業承継・M&A」について、支援の重要性が高まったと回答した割合が高い。
これを支援対象企業の業績傾向別に見ると、「生産設備増強、技術・研究開発」、「人材採用・育成」については、成長志向企業を多く支援している支援機関の方が重要性が高まったと回答した割合が高く、「資金繰り」、「経営改善」については、事業継続企業を多く支援している支援機関の方が、支援の重要性が高まったと回答した割合が高い。
やはりこのところの補助金の充実ぶりが、支援機関に対して「事業計画策定」を求めることになるのでしょう。思い起こすと、わたしが中小企業診断士になった四半世紀前は補助金は今ほど充実していなかった記憶があります。よって、事業計画の策定を求める事業者といえば、専ら新規創業か資金調達であったような印象があります。そう考えると、支援機関、中小企業診断士に求められる役割は変化してきたといえるということでしょう。
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