おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-292ページ「第2-3-41図 デジタル化の技術を担う人材の確保状況別に見た、デジタル人材の確保・育成に向けた取組の実施状況」を見ましたが、今日はⅡ-293ページ「第2-3-42図 デジタル人材の確保・育成に向けた取組の実施数別に見た、人材の確保状況」を見ていきます。
下図から、デジタル人材の確保・育成に向けた五つの取組例について、実施している取組個数別に、デジタル人材の確保状況を見ると、①のデジタル化の戦略を推進する人材、②のデジタル化の技術を担う人材共に、デジタル人材の確保・育成に向けた取組例の取組個数が多い企業ほど、デジタル人材を確保できていることが分かる。
このことから、企業がデジタル人材を確保・育成していくためには、デジタル人材が必要となっている自社の経営課題等を見つめ直すとともに、求めるスキルや人材像を明確化した上で、確保・育成に向けた取組や自社内の環境を整備していくなど、戦略的な取組が重要であることが示唆される、とあります。
白書が示唆するように、デジタル人材が必要となっている自社の経営課題等を見つめ直すとともに、求めるスキルや人材像を明確化し、その上で、人材の確保・育成に向けた取組や自社内の環境を整備しく。これはデジタル人材の確保に限ることではなく、企業活動のすべての共通する普遍的な取組です。恐らく、現状分析はできても、それを克服するためにどのような取組、整備を行ったらよいのか、ここで躓き、先に進まない企業が多いような気がします!!
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