おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-283ページ「第2-3-35図 デジタル化の戦略を推進する人材の確保状況と確保できている人材」を見ましたが、今日はⅡ-284ページ「第2-3-36図 デジタル化の技術を担う人材の確保状況と確保できている人材」を見ていきます。
下図について白書は、「デジタル化の技術を担う人材」について、デジタル化の取組段階別に、①では人材の確保状況を確認し、②では確保できている企業が具体的にどのような人材を確保できているかを確認したものである。
まず、①を見ると、第2-3-35図の「デジタル化の戦略を推進する人材」と同様に、デジタル化の取組段階が進展している企業ほど、「デジタル化の技術を担う人材」を確保できているものの、段階4の企業においても約半数にとどまっていることが確認できる。
また、②を見ると、いずれの取組段階の企業においても「デジタル事業全体のシステム構想ができる人材」が最も多く、「各種指標についてデータ分析ができる人材」が続いていることが見て取れる。
よくよく考えると、なぜ、デジタル人材を確保できていない企業が段階4に達することができるのか。その逆で、デジタル人材が確保できているのに、なぜ段階2に留まっているのか。前者は外のチカラを借りるように経営者が指示することで達成できるとすると、後者は経営者がボトルネックになっているように感じます。デジタル化を進めるためにデジタル人材も必要ですが、経営者がその必要性をどれくらい組織に浸透させることができるか、ここが鍵になるように感じます!!
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