おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-282ページ「第2-3-34図 デジタル化の戦略を推進する人材とデジタル化の技術を担う人材」を見ましたが、今日はⅡ-283ページ「第2-3-35図 デジタル化の戦略を推進する人材の確保状況と確保できている人材」を見ていきます。
下図から、「デジタル化の戦略を推進する人材」について、デジタル化の取組段階別に、①では人材の確保状況を確認し、②では確保できている企業が具体的にどのような人材を確保できているかを見ると、デジタル化の取組段階が進展している企業ほど、「デジタル化の戦略を推進する人材」を確保できているものの、段階4の企業においても約半数にとどまっていることが分かる。また、②を見ると、いずれの取組段階の企業においても「各種データをもとに、デジタルを活用した業務プロセスの改善等を提言できる人材」が最も多いことが見て取れる。
この結果、なかなか悩ましいですね。というのも、段階4の企業においても、半数しかデジタル戦略を推進できる人材を確保できていない。そもそも日本はデジタル人材が少ないためにこのような結果になるのような気もします。いずれにしても小規模事業者や小規模企業においては、自社でデジタル人材を確保することに懸命になるのは、避けた方が良いのかもしれませんね!!
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