おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-264ページ「第2-3-23図 企業が所在する市区町村の人口規模別に見た、デジタル化の取組に関わる「日常的に相談できる事業者」要素の重要度と現状」を見ましたが、今日はⅡ-266ページ「第2-3-24図 企業が所在する市区町村の人口規模別に見た、デジタル化の取組に関わる「その他」要素の重要度と現状」を見ていきます。
下図から、企業が所在する市区町村の人口規模別に、デジタル化の取組に関わる「その他」13要素の重要度と現状を示したものである。
⑧支援機関による支援について、まず重要度を見ると、人口規模が小さいほど、「重要である」と回答した企業の割合が高い傾向にあり、特に人口規模が5万人未満の市区町村では9割を超える企業が「重要である」と回答していることが分かる。
続いて、⑨地域内の経営者コミュニティでは、⑧と同様に、人口規模が小さいほど、「重要である」と回答した企業の割合が高い傾向にある。
他方で、⑧及び⑨の現状を見ると、人口規模別では大きな差がないことが分かる。
最後に、⑩通信インフラの整備について、重要度を見ると、東京都特別区を含む全ての人口規模の市区町村において、9割程度の企業が「重要である」と回答している。
他方、現状について見ると、人口規模が小さいほど現状が「十分ではない」と回答した企業の割合が高くなる傾向にある。今後、こうした人口規模が小さい市区町村においても、企業のデジタル化の進展に向けて、通信インフラの整備などが進んでいくことが期待される。
地方に行くと、ヒトとのリアルの距離があまりにも近いので、デジタル化の必要性が弱くなっていくような気がします。経営者コミュニティもデジタル化の先進事例を外部から学ぶ機会を支援機関が多面的に設ける等、経営者に様々な角度から刺激を与えることが必要ということなのでしょう!
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