おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-217ページ「第2-2-76図 創業時の差別化の取組の有無別に見た、売上高成長率・従業員数増加率の分布」を見ましたが、今日はⅡ-218ページ「第2-2-77図 創業時の差別化の取組の有無別に見た、創業計画の項目別記載状況」を見ていきます。
下図から、創業時における差別化の取組の有無別に、創業計画の記載状況を、前述の七つの項目それぞれについて見ると、「競合他社と比較した事業の強み」や「自社が対象とする市場規模の把握」といった項目において、差別化に取り組んでいた企業が取り組んでいなかった企業と比べて、創業計画の記載状況の差が大きくなっていることが分かる。
創業時に差別化の取組を行った企業においては、自社の立ち位置や、市場や外部環境の把握を行い、それを創業計画に反映している様子がうかがえる。
この7項目は非常に参考になります。ここで学ぶべきは、「競合他社と比較した事業の強み」や「自社が対象とする市場規模の把握」の記載をより強く意識することが肝要と言うことだからです。
計画書を書く際に、意識すべきは、何が求められているか。作成する前に、これらを十分に確認しても、書いているうちに、失念してしまうことが多々あります。
作成が終わったら、この7項目について書かれているか。上手くかけないようであったら、この7項目の見出しを最初に書いておいて、それぞれをバランス良く埋めるように意識してみても良いのではないでしょうか。
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