おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-167ページ「第2-2-42図 売上高の推移(無形固定資産投資の実施有無別)」を読みましたが、今日はⅡ-168ページ「第2-2-43図 設備投資の実施状況(業種別)」を読んでいきます。
下図から、直近5年間程度の設備投資の実施状況について、業種別に見ると、「実施した」と回答した割合が最も高い業種は「宿泊業」であり、次いで「運輸業、郵便業」、「製造業」と続いていることが分かる。
これらの業種は、サービスの提供や製品の製造、その品質や生産性の維持・向上において、定期的な設備の取得・増強・更新が必要であることが推察される。
宿泊業の設備投資が積極的であるという結果であった。まっさきに思い浮かべたのは、地方の駅前のホテルである。それまでは更地であったのに、観光客を狙ってか、大手チェーンが積極的な出店攻勢を行っている。予約だけでなくチェックインもチェックアウトもすべて省人化されており、アメニティも必要最低限で、結局、滞在中スタッフの姿をみかけることはなかった。一方で、昔からのホテルはフロントに何人ものスタッフがいた。どちらが良いという訳ではないだろうが、賃上げが続く人件費は相当の重荷になっているはずだ。
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