おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-161ページ「第2-2-40図 2024年の売上高(支援機関の活用状況別、スケール別)」を読みましたが、今日はⅡ-164ページ「第2-2-41図 企業規模を拡大するに当たって、重要と考える投資戦略(スケール別)」を読んでいきます。
下図から、企業規模を拡大するに当たって、重要と考えている投資戦略について、スケール別に見ると、「設備・拠点の新設」、「M& A(水平・垂直)」、「M& A(多角化)」、「輸出の開始・拡大」は、スケールが大きくなるほど回答割合が高くなる傾向にあり、将来的に 100億企業を目指すに当たっては重要性が増す投資行動であることが示唆される。一方で、「既存設備の更新」、「研究開発」はスケールの大小にかかわらず、一定程度重視されていることがうかがえる。
10億円の企業が、既存設備の更新や設備の新設で、売上高を100億円にすることができたならば、それは相当に大変な道のりであっただろう。設備投資は成功するとは限らない。失敗したり、本業が悪化し、資金繰りが苦しくなったり、まさに、茨の道を乗り越えた結果だろう。想像するだけで経営者を尊敬する。M&Aも同じだ。買収する資金があれば上手くいくわけではない。買収先の従業員に対して、どのように自社の社員として教育していくか。これも考えるだけで、気が遠くなる。やはり100億円を達成する企業経営者は、高い能力、高い人間性を持っているということなのだろう。尊敬する。
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