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経営理念は浸透していますか?

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 昨日は、2025年版「中小企業白書」Ⅱ-147ページ「第2-2-26図 スケール変動状況(従業員への経営理念・ビジョンの共有の取組状況別)」を読みましたが、今日はⅡ-148ページ「第2-2-27図 業績やキャッシュフローを適時・適切に確認できる管理の取組状況(スケール別)」を読んでいきます。

下図について白書は、組織管理の取組である「業績やキャッシュフローを適時・適切に確認できる管理」の取組状況について、スケール別に確認したものである。これを見ると、「十分取り組んでいる」と回答した割合について、スケール間の差に着目すると、「10億円未満」と「10億円以上~50億円未満」の間で最も大きいことが見て取れる。

売上高が数億円の企業だと、経営者が決算書を読める割合は想像以上に低い。詳しくは妻か税理士にと回答されることが多い。それくらいの把握力でも、勢いがあれば、売上高は数億円にまで高めることができる。だが、そこから先はそうはいかない。我々はキャッシュフロー計算書が読めるだけでなく、作ることもできる。故に決算書を見れば、どこでキャッシュがフローされているか掴めるので、経営の弱点をおおよそ見破ることができる。経営者に経理や簿記の知識が必要だとは思わないが、おカネがどうしたら残るのか、売上だけでなく、経費や設備購入、さらに税金でも考えて欲しい。白書は、恐らく、そういうことがいいたいのだろう。

#中小企業診断士 #2025年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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