おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-145ページ「第2-2-24図 ガバナンス体制(スケール別)」を読みましたが、今日はⅡ-146ページ「第2-2-25図 従業員への経営理念・ビジョンの共有の取組状況(スケール別)」を読んでいきます。
下図について白書は、組織管理の取組である「従業員への経営理念・ビジョンの共有」の取組状況について、スケール別に見ると、スケールが大きくなるほど、「十分取り組んでいる」又は「ある程度取り組んでいる」と回答した割合が高くなっていることが分かる。続いて、「従業員への経営理念・ビジョンの共有」の取組状況とスケール変動状況の関係性について見ていく。
経営者ではなく従業員に経営理念を問うと、自信を持って回答する例は想像より少ない。中には、全く言えない方も多く、その原因は経営者が日頃から経営理念を発しないからである。朝礼など定例の集まりがあれば、その冒頭に経営理念を唱和する。たったこれだけで、自然と社内に浸透していく。ただし、問題はここから。そもそもその経営理念の深意を浸透させていくには、なぜ、この理念が必要なのかを、過去の経験や苦い思い出とともに語り繋いでいく必要がある。こういう地道な取組こそが、経営理念の浸透につながる。経営理念は単なる言葉ではない。
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