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利益も得ながらスケールアップせよ!

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 昨日は、2025年版「中小企業白書」Ⅱ-136ページ「第2-2-16図 売上高の推移(設備投資の実施有無別)」を読みましたが、今日はⅡ-137ページ「第2-2-17図 売上高営業利益率の推移(スケール変動状況別)」を読んでいきます。

下図から、スケールの変動状況別に、売上高営業利益率の推移を見ると、「スケールアップ」企業は、10年間で売上高営業利益率を高めていることが分かる。一方で、「維持」企業はおおむね横ばい、「スケールダウン」企業は低下傾向で推移していることが分かる。

ここまでの調査結果から一概にはいえないが、スケールアップを実現した企業は、利益率を継続的に高めるとともに、資本を積み上げながら、設備投資により資本装備率を高め、それらの設備を有効活用し、売上高を高めてきた可能性が示唆される。

営業利益とは、本業の儲けを示す数値である。白書が言いたいことは、スケールアップしている企業は、ただ売上高を増やしているだけでなく、着実に利益を得ながら、それを実践しているということ。というのも、とかく新規事業は採算が取りづらく、赤字であることが多い。だが、スケールアップ企業は新規事業であるからといって、赤字を許さず、着実に収益を実現させている。ということは、その企業が有する経営ノウハウがスケールアップ事業に活かされているということだろう。まさに好循環経営である!

#中小企業診断士 #2025年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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