おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-133ページ「第2-2-14図 資本装備率の推移(スケール変動状況別)」を読みましたが、今日はⅡ-134ページ「第2-2-16図 売上高の推移(設備投資の実施有無別)」を読んでいきます。
下図から、設備投資の実施有無別に、企業の売上高の推移を見ると、「2017年度に実施した企業」の方が、「2013~2022年度の間一切実施していない企業」よりも、売上高を向上させていることが分かる。
この調査結果から一概にはいえないが、設備投資はスケールアップにおいて有効である可能性が示唆される。
いよいよ核心に迫ってきた。設備投資を行う企業ほど売上高が高まっている。確かに本来はそうであるが、この図の左を見るとおり、リーマンショック以降は設備投資が増収とならず、むしろ重荷になっている企業が多かった。それ故、設備投資に二の足を踏み、結果として、競争力が低下したという声も大半であった。そういうマインドから今なんとなく抜け出しているが、ある朝突如やってくる大恐慌を知る者は「高所恐怖症」に陥っているのではないか。最高値更新をバブルとは異なるというが、バブルの時もそんな雰囲気であったのが忘れられない!
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