おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-130ページ「第2-2-10図 スケールの変動状況(業種別)」を読みましたが、今日はⅡ-131ページ「第2-2-11図 従業者数の推移(スケール変動状況別)」を読んでいきます。
下図から、スケール変動状況別の従業者数の推移について見ると、「スケールアップ」、「維持」企業は、10年間で雇用を拡大してきた一方、「スケールダウン」企業は雇用縮小傾向にあることが分かる。
従業員の増減は、売上高の増減よりも事後になるので、この結果は当然といえよう。とはいえ、スケールアップが着実に従業員数を増加させていることは高く評価できる。売上高が増加すれば、誰もが従業員を増加できる訳ではない。経営者、雇用者、使用者として、従業員、労働者の働く環境を整備し、一人ひとりの満足度を高めたからこそ、従業員が増え続ける訳で、使い捨ての姿勢であれば、この結果は決して得られない。環境を整備するのは賃金だけではない。机一つ、椅子一つ、PC一つにもあらわれる。働き手が望むことを具現化しないと大事にされていないとすぐに三行半を突きつけられる時代である。家族のように大事にする姿勢が顕れている結果なのだろう!
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