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スケールアップしている業種とは??

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 昨日は、2025年版「中小企業白書」Ⅱ-129ページ「第2-2-9図 スケールの変動状況(2013年度におけるスケール別)」を読みましたが、今日はⅡ-130ページ「第2-2-10図 スケールの変動状況(業種別)」を読んでいきます。

下図から、業種別にスケールの変動状況を見ると、「不動産業、物品賃貸業」、「情報通信業」の順にスケールアップを実現した割合が高いことが分かる。要因について一概にはいえないが、これらの業種は、直近 10年間における需要拡大局面の中で、売上げを拡大してきた企業が一定数存在しているものと考えられる。

一方で、「スケールダウン」は、「小売業」、「宿泊業、飲食サービス業」の順に割合が高くなっている。要因について一概にはいえないが、これらの業種は、BtoCビジネスが主であり、感染症の感染拡大下における売上げの落ち込みなどの厳しい業況から、回復に時間を要している企業が一定数存在しているものと考えられる。

売上を高めたのはニュービジネス、下げたのはオールドビジネスということか。わたしにはニュービジネスの肌感覚はないが、「小売業」、「宿泊業、飲食サービス業」は、お客様がとても多いので強く首肯できる。「物品賃貸業」というのは、所有したがらないという消費者ニーズを的確に捉えたからなのだろうか。消費者ニーズが顕在化する前に、潜在的なニーズを把握し成功したということなのだろうか。アタマで考えるのではなく、とにかくやってみて、失敗したらすぐにやめる。一見、小さな魚を狙ったビジネスが、大物を仕留めた理由なのだろう。その行動力にアタマが下がる!

#中小企業診断士 #2025年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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