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100億円企業に向けた好循環とは??

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 昨日は、2025年版「中小企業白書」Ⅱ-117ページ「コラム 2-2-1①図 100億企業1,653社の起点売上高と成長期間」を読みましたが、今日はⅡ-118ページ「コラム 2-2-1②図 100億企業創出の加速に向けた「好循環」の仕組み」を読んでいきます。

下図について白書は、100億企業の売上高の規模に応じた課題や共通の打ち手等を整理した結果、これらの端緒となり得る、ノウハウなどに関する「気づき」を経営者が得るための「相談相手」や「学び」を考察するに至った。

支援機関や金融機関は、経営者が「気づき」や「学び」を得られる相談相手として引き続き重要な役割を担っている。また、これらに加えて、売上高の規模に限らず、「気づき」や「学び」を得られる存在として「他の経営者」も挙げられた。

他の経営者と積極的に交流し、「気づき」や「学び」を得て、課題の発見と打ち手を講じることに取り組み、自身の経験を他の経営者の「気づき」や「学び」にもつなげる、そのような循環的なネットワークが生まれることによって、個別の中小企業の成長だけでなく、「成長志向の経営者が増える」ことが期待される。

そもそも大企業はどのように売上高を高めたのか。松下幸之助、本田宗一郎、稲盛和夫、盛田昭夫ら偉大な経営者の本を読むと、掘っ建て小屋での黎明期の話はよく目にするが、100億円への具体的な取組は出て記憶にない。だが、全く異なる分野であっても、いくつも事業を成功させている。ということは、売上高を100億円にするには、何かしら普遍的な取り組み方があるのであろう。その解として白書は、まずは、「100億という高い目標を定め、表明すること」とある。確かに、100億円を目指すと声高らかに宣言されると、それが言霊となって風が発生するのかもしれない。バタフライ・エフェクトではないが、ほんの小さな取組が最初の一歩なのだろう。

#中小企業診断士 #2025年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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