おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-111ページ「第2-2-3図 域内仕入高・域内仕入率(スケール別)」を読みましたが、今日はⅡ-112ページ「第2-2-2図 賃上げ率(2024年における正社員一人当たりの平均賃金、スケール別)」を読んでいきます。
下図から、スケール別の賃上げ率を見ると、スケールが大きくなるほど、より高い賃上げ率を達成している事業者の割合が高まっていることが分かる。これらの調査結果から一概にはいえないが、スケールアップの実現は、従業員の待遇向上に寄与している可能性がある。
売上高が10億円と100億円の企業とで、何が最も違うのかと言えば、それは待遇だろう。恐らく毎月の給料・賃金にはさほどの差は無いだろうが、賞与では差が出るし、さらに、福利厚生をも含めると、大きな差が出るのではないか。毎月の差はわずかだが、積み上げると相当になる。所帯を持つと、その差は非常に魅力的に映るだろうから、小さな会社で働くことの理由付け、つまり待遇以外で働く魅力を見つけなければならない。今の賃上げの流れは中小企業経営者には、相当な重荷になっている。
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