おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-110ページ「第2-2-2図 賃上げ率(2024年における正社員一人当たりの平均賃金、スケール別)」を読みましたが、今日はⅡ-111ページ「第2-2-3図 域内仕入高・域内仕入率(スケール別)」を読んでいきます。
下図から、中小企業の域内仕入高及び域内仕入率について、スケール別に見ると、「域内仕入高」と「域内仕入率」のいずれも、「100億円超~200億円以下」において最も高いことが分かる。
この調査結果から一概にはいえないが、スケールアップを実現した企業は、地域のサプライチェーンの中で域内需要を創出し、地域経済を牽引する役割を果たしている可能性が示唆される。
白書は、中小企業が100億企業へのスケールアップを実現することによる我が国経済への影響を確認している。売上高を高めることで仕入高が増加するのは当然だが、それが自社がある地域までその恩恵を与えるという結果である。売上高が100億円ともなると、もはや中小企業とは呼ぶことに遠慮してしまうが、同じ地域の中小企業は成長著しい100億円企業に、なんとかして取引が増やせるようにすることが大事なということ。中小企業の限られた経営資源を考えると、合理的・効率的・効果的である。
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