おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-68ページ「第2-1-58図 人事評価制度の有無(従業員規模別)」を読みましたが、今日はⅡ-69ページ「第2-1-59図 従業員の定着状況(人事評価制度の有無別、従業員規模別)」を読んでいきます。
下図から、人事評価制度の有無別、従業員規模別に従業員の定着状況を見ると、総じて、人事評価制度を「設けている」事業者は「設けていない」事業者に比べて、定着率「7割以上」の割合が高く、定着率「3割未満」の割合が低いことが分かる。さらに、定着率「7割以上」に着目すると従業員規模が大きいほど、人事評価制度の導入有無により差が拡大していることが分かる。
歴史を見るまでもなく、組織の中で人の気持ちが離れるのは、上司からの評価に不信感が生じたときではないだろうか。十人十色で、一人ひとりの個性を活かして、明確な使命を持たせ、それを見守っていれば、不信感など生まれるはずもない。部下との付き合いに悩んだら、山本五十六に学べと言われた。「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」である。なお、この有名な言葉には続きがあり、「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。」「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」なかなか奥深い。
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