おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-67ページ「第2-1-57図 人材育成の問題点」を読みましたが、今日はⅡ-68ページ「第2-1-58図 人事評価制度の有無(従業員規模別)」を読んでいきます。
下図から、人事評価制度の有無を見ると、「全体」では約4割の事業者が人事評価制度を「設けている」と回答している。また、従業員規模別に人事評価制度の有無を見ると、従業員規模が大きな事業者ほど人事評価制度を設けている割合が高くなり、30名超の事業者では過半数が「設けている」と回答している。
従業員が増えるほど、経営者が全ての従業員の実績・勤務態度等を詳細に把握することが困難になり、制度化している様子が見て取れる。
わたしが勤め人時代には「上司ガチャ」という言葉はなかったが、当然「ハズレ」の経験も少なくない。どんなときに「ハズレ」を感じたかというと、評価を中央にされたときである。かなり積極的に仕事をしても、なぜか、普通の評価。そうでなくても普通の評価。なぜかと思っていたら「中央化傾向」という言葉があることを知った。要するに、上司が自分の評価に自信がないから無難に採点する。これだと強化すべき点、反省すべき点がまったく分からないので、モチベーションは下がる一方であった。逆に、評価を高低にメリハリをつけてくる上司は信頼できた。中でも評価は低いが査定は高い上司は仕事をしていて楽しかったので「当たり」と感じた。だが、大概そういう時間は短い。「上司ガチャ」とは不思議なものである。
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