おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-56ページ「第2-1-46図 労働分配率の変化率(従業員数の増加状況別、中央値)」を読みましたが、今日はⅡ-55ページ「第2-1-45図 従業員の定着状況(賃上げの実施状況別)」を読んでいきます。
下図から、賃上げの実施状況別に直近3年間で採用した従業員の定着率を見ると、賃上げ率が高い事業者ほど定着率「7割以上」の割合が高いことが分かる。
また、「賃上げをしていない」事業者では、定着率「3割未満」の割合が高いことが分かり、賃上げが定着率に影響を及ぼしている可能性が高いと考えられる。
会社員時代は、年配者や上司と比べて、なぜこんなに給料が安いのかと不満に感じていた。中でも、年功序列や年齢給という仕組みが悪弊の原因と不信感を抱いていた。今、我々の年代の「昇給通知書」には、マイナスと記載されている方も少なくないであろう。他方で、更なる賃上げを求める声も高まっている。前年に比べて、大幅に賃金が上昇したと喜ぶ声を聞くが、残念ながら、その上がり幅は未来永劫続くものではない。そもそも、昇給を決めるのは政治家ではなく、お客様であり、企業の目的は昇給ではなく利益を上げることである。近い将来、マイナスの「昇給通知書」が届くようになる。悲しいかな、それが現実である。念頭においた準備をしておこう。
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