おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-52ページ「第2-1-42図 人材の過不足状況(従業員規模別)」を読みましたが、今日はⅡ-53ページ「第2-1-43図 不足している職種(企業規模別)」を読んでいきます。
下図から、2024 年において人材が「不足」又は「やや不足」と回答した事業者における不足している職種を企業規模別に見ると、「中規模企業」、「小規模事業者」共に、特に製造作業者・販売従業者・サービス職業従業者・運輸従業者・建設作業者といった現場作業に従事している「現業職」が不足していることが分かる。
最前線で働く現場人材が不足しているということだ。たしかにこれはどこの企業に行っても強く感じる。今回の結果からふと昔の記憶を思い出した。たしか、わたしが高校生だった頃は、アルバイト雑誌があり、それを見ても、どの業種もほとんど同じ時給、だいたい600円台だった記憶がある。その中で、時給が高い業種といえば肉体労働であり、効率よく稼ぎたい若者には人気があったので、電話すると断られた記憶がある。今は、非肉体労働であっても、時給が千円を超える時代であり、そもそも、キツい仕事は敬遠されるので、こういう結果になるのであろう。日本人が裕福になったことの顕れともいえるが、中小企業経営者にとっては厳しい状況である。
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