おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-46ページ「第2-1-38図 経営判断におけるステークホルダーの重視度合い(企業類型別)」を読みましたが、今日はⅡ-47ページ「第2-1-39図 経営方針として重視するもの(企業類型別)」を読んでいきます。
下図から、企業類型別に経営方針として重視するものを見ると、「同族企業」と「パブリック企業」では傾向に大きな違いが見られない。一方、「所有と経営の分離企業」では、他の2類型に比べて「売上拡大」、「利益拡大」を重視する割合が若干高いといえる。
前述のとおり、「所有と経営の分離企業」では株主を意識した経営を行っており、それが成長重視の経営方針につながっている可能性が考えられる。
新規上場した企業を見ると、この時代に、この日本で、そして、このビジネスで、これほど成長できるのかと、その売上と利益の伸びに驚く。白書にある株主が求めるのはまさにそれで、その数字は、将来にわたって、常に、経営者に迫ってくる。原材料や燃料さらに人件費が日増しに高くなるが、価格転嫁は一向にできない胃が痛くなる毎日の中で、「売上」と「利益」をともに高めている経営者は、本当に立派だ。
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