おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」のⅡ-33ページ「<第 2-1-25図>「価格転嫁の状況(製品・商品・サービスの原価構成・利益の把握への取組状況別)」を読みましたが、今日はⅡ-34ページ「<第 2-1-26図>「経常利益の変化率(業績やキャッシュフローを適時・適切に確認できる管理への取組状況別、中央値)」を読んでいきます。
下図から、「業績やキャッシュフローを適時・適切に確認できる管理」への取組状況別に経常利益の変化率(中央値)を見ると、「取り組んでいる」事業者は「取り組んでいない」事業者に比べて、高い水準であることが分かる。
適切な業績・キャッシュフローの管理により、資金調達方法等を含むコストマネジメントに取り組み、収益性を高めている可能性がある。
我々専門家は、利益と言っても、売上総利益、営業利益、経常利益、税前当期純利益、税引後当期純利益なのか、細かく掴む。また、最終利益が貸借対照表の現預金残高にどのように反映しているのかも、自然とみる癖がついている。だが、経営者として、このような実務ができることに超したことはないが、それは必須ではない。つまり、この仕事を受注すると、いくら儲かるのか。この予想と実際の差異を把握する肌感覚があれば良い。経営者の仕事は予想と実際の差異を決算書で把握することである。どうして差が出たのか。どうしたら儲かるのか。社長にしかできない仕事をしよう!
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