おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」の88ページ「<第 2-1-18図>「組織運営の透明化への取組状況」を読みましたが、今日は89ページ「<第 2-1-19図>「組織運営の透明化への取組状況(従業員規模別)」を読んでいきます。
下図から、従業員規模別に「従業員への経営理念・ビジョンの共有」、「業務の属人化・ブラックボックス化の防止」への取組状況を見ると、従業員規模が大きな事業者ほど組織運営の透明化に取り組んでいることが分かる。
従業員数が増えるほど、経営者自らが従業員に経営理念を理解・浸透させることが難しくなることへの対応や脱属人化による効率化、ノウハウの喪失及び業務停滞等のリスク防止のために透明性を高める取組を行っている可能性がある。
昔、大企業病は何人くらいから始まるのかと、中小企業診断士仲間と議論したことがある。全員が大企業に勤めるにもかかわらず、30名くらいかとい結論になり、当時のわたしはかなり衝撃を受けた。今、毎日、中小企業経営者と話すが、その病は10人ではないかと感じている。原因は分からないが、高齢化は理由の一つであろうし、テレワークも助長しているように感じる。効率化を目指す取組が組織硬直化の原因になっているとしたら、なんとも頭が痛い問題である!
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