おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2025年版「中小企業白書」の84ページ「<第 2-1-16図>「売上高、付加価値額の変化率(経営計画の計画期間別、中央値)」を読みましたが、今日は85ページ「<第 2-1-17図>「経営計画の評価(経営計画の運用状況別)」を読んでいきます。
下図から、①計画の達成に向けた行動、②計画の進捗管理、③計画に対する実績の評価・計画の見直し、について、各項目の取組状況別に経営計画の評価を分析を見ると、「①、②、③全てに取り組んでいない」事業者は「想定した効果は得られなかった」と回答する割合が特に高い。さらに、①、②、③に取り組むほどに評価が高まることが分かる。
環境変化が激しい昨今、経営計画の効果を高めるためには、単に経営計画を策定するだけでなく、進捗管理、計画の評価・見直しを行い、適宜、環境に合わせた軌道修正を行うことが重要であると示唆される。
私は株主総会を担当した経験がないので、その相場観が全くないが、中規模企業になると、その緊張感に直面している経営陣が少なくない。毎期、来期経営計画を説明することと同程度、前回の結果報告に時間をかけることになる。称賛される結果ならば、会議は円滑に進むだろうが、そうでなければ胃が痛む思いである。だが、その緊張感があるからこそ、経営計画を策定する意味があるし、結果に対する説明責任があるからこそ、日頃に緊張感が生まれてくるのだろう。荒れた会議は辟易とするが、企業が前に進むには、そういう場も必要なのだろう!
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