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労災の請求件数は10年で2倍!

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 
 昨日は、2024年版「厚生労働白書」69ページ「図表1-3-1 若年無業者及び35~44歳無業者の数及び人口に占める割合の推移」を読みましたが、今日は 72ページ「図表1-3-5 精神障害の労災請求件数と支給決定(認定)件数」 を読みます。

下図について白書は、職場において労働者の安全や健康が損なわれると、仕事を原因とする負傷や病気といった労働災害につながる場合がある。

仕事が原因で精神障害を患ったとして労災保険の請求が行われた件数は、2012(平成24)年度から2022(令和4)年度の過去10年間で2倍以上の大きな伸びをみせている。

また、精神障害の原因が仕事であると認定し労災保険給付を行った件数(支給決定(認定)件数)でみても、2022(令和4)年度は710件であり、過去最多となっている。

労災認定の請求は右肩上がりで増えているが、支給決定件数は微増に留まっている。そもそも支給を決定するのは、労働基準監督署であり、一定の要件を満たさないと支給されない。これだけ数がふえているのに、その数を抑えているのは、やはり、国の財政事情があるのだろうか。本当は払ってあげたいという気持ちがあるのに断らざるを得ないこともあるだろう。相談者だけでなく、相談を受ける方も、精神的にきつい仕事である!

#中小企業診断士 #2024年版厚生労働白書 #地域活性化伝道師

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