おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「労働経済白書」の 189ページ「第2-(2)-24図 介護分野を取り巻く人手不足の状況」を読みましたが、今日は 190ページ「第2-(2)-25図 介護保険の指定介護サービス事業を運営する上での問題点」 を読みます。
下図について白書は、介護保険の指定介護サービス事業を運営する上での問題点を示している。調査の質問では、各事業所で最大三つの回答をあげるようにしているが、「良質な人材の確保が難しい」は2022年では8割近くと他を引き離しており、人手不足は事業運営上の最重要課題であることが分かる。
加えて、「今の介護報酬では、十分な賃金を払えない」「サービス提供に関する書類作成が煩雑で、時間に追われている」「教育・研修の時間が十分に取れない」等、人手不足に関連する問題点をあげる事業所が多い。
ただし、これらのうち、「今の介護報酬では、十分な賃金を払えない」をあげる事業所割合は2015年よりも低下している。介護職員の賃上げについては、処遇改善加算の充実や生産性向上支援等の取組を講じてきたところであり、こうした取組等の効果がみられる。
良質な人材の確保が難しい。これは介護業界に限らない永遠の課題であろう。そうなるとロボットの出番と考えたいところだが、映画のようにまるで人間のようなロボットが手当してくれるのは、まだまだ先のことだろう。回答で非常に気になったのが、「サービス提供に関する書類作成が煩雑で、時間に追われている」である。これはICT活用により解決できる。導入するための資金がないようであれば、それこそ、補助金・助成金の活用をオススメしたい。わたしのお客様も、iphoneやタブレットを活用するというテーマで、その資金を補助金で賄っている。是非、相談してほしい!
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