おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「労働経済白書」の 75ページ「第1-(3)-11図 産業別賃金の推移」 を読みましたが、今日は 76ページ「第1-(3)-13図 企業規模別・年齢別にみた所定内給与の分布」 を読みます。
下図について白書は、企業規模別・年齢別にみた所定内給与について、2023年と2013年を比較すると、全ての企業規模で、若年層の賃金が増加していることが分かる。
一方で、1,000人以上規模事業所では、中年層の給与の減少がみられ、厚生労働省(2023)でも指摘されているように、生え抜き正社員の中で役職に就いている者の割合が低下したことによるものと考えられる。
会社員時代に、50歳を過ぎた部長が昇給通知にマイナスが表示されているのはどういう意味だって苦笑していた記憶があるが、ここまで急激に降下するとは。今、55歳のわたしよりも上の年代はバブル採用組なので、この年代の従業員数だけが他に比べて多いという組織は、特に大企業では多いのではないだろうか。そうなると、この賃金の落差はこれ以上なのかもしれない。中高年齢層に厳しい社会の前兆にも感じられる!
#中小企業診断士 #2024年版労働経済白書 #地域活性化伝道師
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