おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「労働経済白書」の53ページ「コラム1-1-⑥図 障害者の職業紹介状況等」を読みましたが、今日は、54ページ「コラム1-1-⑦図 未達成企業の状況と障害者を雇わない理由」を読みます。
下図について白書は、障害者の就職率が低い一因には、企業が障害者を雇用するイメージができていないことが考えられる。
コラム1-1-⑦図(1)(2)により、障害者雇用未達成企業の割合を企業規模別にみると、小規模企業ほど、未達成企業の割合が比較的高くなる傾向にあり、障害者雇用ゼロ企業(法定雇用率未達成企業のうち障害者を1人も雇用していない企業)については、その多くが中小企業となっている。
同図(3)により、障害者を雇用しない理由をみると、「当該障害者に適した業務がないから」「施設・設備が対応していないから」という理由が障害の種類を問わず多い。
障害者雇用の趣旨や重要性等を引き続き企業に理解いただくだけでなく、個々の障害者の強みや能力を評価した上で、適切な業務に配置していくことや、個々の企業の状況で工夫しながら、障害の有無にかかわらず、働きやすい施設や機器の整備等を行っていくことも重要となる。
障がい者雇用が進まない理由は、企業が障害者を雇用するイメージができていないからということです。「適した業務」や「対応する施設や設備」という考えは、障がい者に限らず、健常者にも求められることだが、その解を中小企業に求めるのは相当高い難易度であると感じる。補助金というおカネがあれば解決する現場もあるが、現場を見て知恵を絞らないと解決しないことも多い。障がい者雇用支援には、経営者と一緒になって現場を改善する専門家を派遣する仕組み、これを強化する必要があるように感じる!
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