BLOG ブログ

自発的・非自発的失業が減少している!

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 
 昨日は、2024年版「労働経済白書」43ページ「第1-(2)-23図 男女別・年齢階級別にみた完全失業率の推移」を読みましたが、今日は、44ページ「第1-(2)-24図 求職理由別・年齢階級別にみた完全失業者数の推移」を読みます。

下図について白書は、求職理由別・年齢階級別の完全失業者数の推移をみると、2013~2019年にかけて、「非自発的理由」「自発的理由」「新たに求職」の完全失業者数のいずれも減少傾向で推移していた。2020年、2021年には「非自発的理由」を中心に全ての理由で増加した後、2022年には全ての理由で減少に転じた。2023年においては、「非自発的理由」では減少、「自発的理由」では増加がみられた。

「非自発的理由」「自発的理由」による完全失業者数を年齢階級別にみると、2019年まではいずれの理由についても、全ての年齢階級でおおむね減少傾向で推移してきた。2020年には感染拡大による経済社会活動の停滞から、「非自発的理由」による完全失業者数は全ての年齢階級において大幅に増加し、2021年も45歳以上の年齢層を中心に引き続き増加したが、「自発的理由」の完全失業者数は2020年以降もおおむねどの年齢階級でも横ばいであった。

2022年は、「非自発的理由」及び「自発的理由」の完全失業者は、いずれもおおむね全ての年齢階級で減少している。2023年においては、「非自発的理由」の完全失業者は「35~44歳」「45~54歳」で減少がみられ、「自発的理由」では「25~34歳」「35~44歳」等で増加がみられた。

先日、タクシーに乗ったら、運転手さんが忙しくて食事を取る時間が無い、給料よりも休憩が欲しいと冗談交じりに語っていましたが、人手不足がこれほど深刻になるとは、コロナの時には、想像もできなかった。このような状況なので、非自発的失業、いわゆる、突然の解雇は相当少なく、その反面、活発な求人活動の影響で、転職を目指すヒトが相当多いのではないでしょうか。転職市場が活発になることで、企業の新陳代謝も促進される可能性があるのでしょうね!

#中小企業診断士 #2024年版労働経済白書 #地域活性化伝道師

応援クリックお願いします!

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへ
中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ - にほんブログ村

2025年2月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
2425262728