おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-188ページ「第2-3-44図 イノベーション活動の目的」を読みましたが、今日はⅡ-189ページ「第2-3-45図 イノベーション活動の目的(クロスSWOT分析)」を読んでいきます。
下図から、イノベーション活動の目的についてクロスSWOT分析の観点から見ると、「強みを伸ばすため」かつ「外部環境の変化に対応するため」と回答する企業の割合が最も高いことが分かる。
この結果から一概にはいえないものの、中小企業のイノベーション活動は、主に自社の強みをいかすために取り組まれることが多く、中でも外部環境の変化を乗り越えるために行われている場合が多いといえる。
この仕事をしていて、永遠の課題と感じることのひとつが、最適なSWOT分析です。経営者から相談を受けている際に、常に、頭の中で、SWOT分析を考えていますが、わたしが描く各要素と経営者のそれとは若干の差異が生じることが頻繁にあります。この差異、それこそが経営者が自分では気づいていない「強み」であり、それが第三者によって、気づかされるようです。経営者に気づきを与え、その強みを起点にして経営戦略を構築していく。この思考の工程が経営者に新鮮な刺激を与えるようで、あっという間に、時間が経ってしまうのです。。。!
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