おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-175ページ「第2-3-38図 M&A(他社事業の譲受・買収)の実施回数」を読みましたが、今日はⅡ-176ページ「第2-3-39図 M&A実施効果についての満足度(M&A(他社事業の譲受・買収)の実施回数別)」を読んでいきます。
下図から、M&A(他社事業の譲受・買収)の実施回数別に、M&A実施効果についての満足度を見ると、実施回数が多いほど、「満足」又は「やや満足」と回答した割合が高いことが分かる。
この結果から一概にいえないが、M&Aの回数を積み重ねることで、相手先の探索やPMIなどのノウハウを蓄積し、M&Aの効果を高める可能性が示唆される。
PMIをググってみると、Post Merger Integration(ポスト・マージャー・インテグレーション)の略で、企業の合併・買収(M&A)後の統合プロセスを指す言葉です。経営統合、業務統合、意識統合の3段階からなり、M&Aの目的を実現させ、統合の効果を最大化することを目的としている、とあります。この補足を踏まえ、もう一度、読み直すと、相手先の探索、経営統合、業務統合、意識統合の4段階でノウハウを蓄積し、M&Aの効果を高める、ということです。この4段階で予期せぬ事態に直面し、それを乗り越えることで、成功が見えてくるということなのでしょうね!
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