おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-166ページ「第2-3-28図 M&Aの実施により得られた効果」を読みましたが、今日はⅡ-167ページ「第2-3-29図 M&A実施効果についての満足度(M&Aの相手先業種別)」を読んでいきます。
下図から、M&Aの相手先業種別に、M&A実施効果についての満足度を見ると、「他社事業の譲受・買収」については、「同業種」を相手先としたM&Aの方が、「異業種」を相手先としたM&Aよりも、「満足」又は「やや満足」と回答した割合が高い。
これは、「同業種」とのM&Aの方が、シナジー効果を見込みやすいといった要因が考えられる。一方、「自社事業の譲渡・売却」については、相手先業種別で大きな差は見られなかった。
「同業種」を相手先としたM&Aは、効果が事前に読めるし、その期待した効果が得られれば、満足度は高くなるので、こういう結果になるのでしょう。想定通りにコトが運び、想定通りに売上が得られれば、その時点で十分に満足。足るを知ることがM&Aにおける重要な見届ける姿勢なのかもしれませんね!
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