おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-163ページ「第2-3-26図 M&A実施時における、相手先の探索意向」を読みましたが、今日はⅡ-164ページ「第2-3-26図 M&A実施時における、相手先の探索意向」を読んでいきます。
下図から、M&A実施時における相手先の探索意向を見ると、「他社事業の譲受・買収」、「自社事業の譲渡・売却」のいずれにおいても、「積極的に探索した」と回答した企業の割合は半数に満たないことが分かる。
また、「他社事業の譲受・買収」と「自社事業の譲渡・売却」を比較すると、「自社事業の譲渡・売却」を実施した企業の方が、「積極的に探索した」と回答した割合が高いことも分かる。
M&Aを実施する際、その半数は積極的な情報収集活動は行わず、また、事業を買収するよりも売却する時の方が、積極的なそれを行うという結果です。この結果を見る前、想像では、M&Aを仕掛ける経営者は日頃から積極的に情報収集し、さらに、買収先の情報も検索しているように感じましたが、そうではなかったようです。追い求めて動くのではなく待つ。この姿勢が高い成果を生むM&Aに繋がるということなのでしょうね!
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