おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-162ページ「第2-3-25図 M&A実施時における業種の組み合わせ」を読みましたが、今日はⅡ-163ページ「第2-3-26図 M&A実施時における、相手先の探索意向」を読んでいきます。
下図から、M&A実施時における相手先の探索意向を見ると、「他社事業の譲受・買収」、「自社事業の譲渡・売却」のいずれにおいても、「積極的に探索した」と回答した企業の割合は半数に満たないことが分かる。
また、「他社事業の譲受・買収」と「自社事業の譲渡・売却」を比較すると、「自社事業の譲渡・売却」を実施した企業の方が、「積極的に探索した」と回答した割合が高いことも分かる。
自社を売却するという決断に至るまでの過程を想像すると、積極的に探索するのは、当然のことでしょう。それは経営者の年齢は関係なく、思い入れが強ければ強いほど、良い跡取りに引き継いで欲しいと思う、その親心からなのではないでしょうか。納得できる相手に承継してもらう、お金の問題を超える、強い信頼があるか、そこを探索しているように感じますね!
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