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M&Aで相性が良い相手先とは!!

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 昨日は、2024年版「中小企業白書」Ⅱ-161ページ「第2-3-24図 M&Aの相手先業種(業種別)」を読みましたが、今日はⅡ-162ページ「第2-3-25図 M&A実施時における業種の組み合わせ」を読んでいきます。

下図から、M&A実施時における業種の組み合わせを見ると、自社の主たる事業分野の業種と異なる業種とのM&Aについて、特に割合が高い組み合わせは、「卸売業」と「製造業」、「宿泊業」と「飲食サービス業」であることが分かる。

「宿泊業」は宿泊者に飲食サービスを提供することが一般的であり、サービスの充実や人材の確保等を目的として、「飲食サービス業」とのM&Aが進んでいることが推察される。

また、「卸売業」と「製造業」については、商流の川上又は川下の企業とのM&A(垂直型M&A)により、バリューチェーンを強化することなどを目的として行われていると考えられる。

見知らぬ土地で宿泊する際に、フロントのスタッフに、近場で美味しいお店はどこかと聞いてしまうことは、わたしだけではないでしょう。地元の人が贔屓にするお店は飲食店に限らず信頼できるものです。よって、今回の結果では、宿泊業が飲食店をM&Aしていますが、当然、その逆もあるはずだし、観光客の滞在時間を増やす、つまり、動線と滞在時間を長くし、消費額を増加させる流れが形成できるのであれば、積極的にM&Aを仕掛けてよいと思います。シャッターばかりでは興ざめしてしまいますからね!

#中小企業診断士 #2024年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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