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優秀なノウハウ収集・可視化の取組は低調!

 おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
 昨日は、2024年版「中小企業白書」Ⅱ-90ページ「第2-2-32図 取引先に効果的かつ継続的な経営支援を実施していくに当たって、金融機関が抱えている課題」を読みましたが、今日はⅡ-91ページ「第2-2-33図 職員の審査力や経営支援におけるスキル等を高めるため、金融機関が実施している取組」を読んでいきます。

下図から、職員の審査力や経営支援におけるスキル等を高めるために金融機関が実施している取組を見ると、特に「社内研修の充実」、「OJT指導の充実」と回答した割合が高く、職員がスキルを高める機会の充実に向けた取組が進んでいることが分かる。

一方、「優秀な職員のノウハウ収集・可視化」と回答した割合は低く、組織内においてノウハウを蓄積し、活用する取組はあまり進んでいないことがうかがえる。

白書が指摘している「優秀な職員のノウハウ収集・可視化」は、金融機関に限らないことといえるでしょう。日常業務に追われていると、特定の業務や企業だけに特化・集中することは状況が許さないし、その中で、優秀な取組を聞いても、どこか他人事のような気がしてしまい、結果として、取り入れることが難しくなってしまうのでしょう。優秀な方であっても、優秀な取組が出せるのは、上司や同僚の優秀な理解があってこそということなのでしょうね!

#中小企業診断士 #2024年版中小企業白書 #地域活性化伝道師

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