おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-84ページ「第2-2-26図 経営支援の効果(金融機関との日頃の面談頻度別)」を読みましたが、今日はⅡ-85ページ「第2-2-27図 「経営理念」、「経営ビジョン」、「経営戦略」の策定状況(金融機関との日頃の面談頻度別)」を読んでいきます。
下図から、金融機関との日頃の面談頻度別に、「経営理念」、「経営ビジョン」、「経営戦略」の策定状況を見ると、「経営理念」、「経営ビジョン」、「経営戦略」いずれについても、金融機関との日頃の面談頻度が高いほど、「策定している」と回答した割合が高い傾向にある。
今回の調査だけで一概にいえないものの、金融機関との対話により、ガバナンスに係る意識が高まり、「戦略的な経営」への取組につながっている可能性が考えられる。
要するに、金融機関担当者が、経営者に対して、経営理念、経営ビジョン、経営戦略の重要性について気づきを与えたということでしょう。わたしの経験でも、規模が小さくなるほど、これらの経営概念を掲げる経営者は少なくなります。経営者は自社の従業員に対して、一度ではなく、何度も何度も同じことを言うと言いますが、金融機関担当者も、同様に、この重要性を何度もさりげなく説いていたのでしょう。経営理念を掲げることと企業収益は無縁と捉えている経営者に対する接し方の参考になりますね!
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