おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-59ページ「第2-2-1図 貸出残高の推移(企業規模別)」を読みましたが、今日はⅡ-60ページ「第2-2-2図 金融機関の貸出態度判断DIの推移(企業規模別)」を読んでいきます。
下図から、金融機関の貸出態度を示す貸出態度判断DIを見ると、感染症の感染拡大下における 2020年上期において、中小企業は上昇、大企業は低下し、DIの水準が逆転していることが分かる。
政府系金融機関又は民間金融機関による実質無利子・無担保融資等の資金繰り支援により、中小企業においてはDIの水準が上昇したものと推察される。2020年下期以降、足下にかけて中小企業のDIの水準は緩やかな低下傾向にある。
わたしはこれまで金融関係の相談は専門外であったのですが、最近、経営改善計画策定支援、通称、「405事業」への相談が増えてきています。実質無利子・無担保、いわゆるゼロゼロ融資を受けたけれども、資金繰りが厳しいので、なんとかならないかというものです。この図を見ると、ここには多くの相談者が潜在している可能性があるということです。どのような対策が取れるのか、ここはしっかり学ぶ必要がありそうですね。
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