おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-51ページ「第2-1-42図 人手不足対応を目的とした設備投資の実施有無」を読みましたが、今日はⅡ-52ページ「第2-1-43図 売上高・経常利益の変化率(人手不足対応を目的とした設備投資の実施有無別、中央値)」を読んでいきます。
下図から、人手不足対応を目的とした設備投資の実施有無別に、売上高・経常利益率の変化率を見ると、「実施した」と回答した企業では、「実施していない」と回答した企業に比べ、売上高・経常利益共に増加していることが分かる。
この結果から一概にはいえないが、人手不足対応を目的とした設備投資の実施が、業績の向上に寄与している可能性が示唆される。
設備投資による減価償却費や賃借料の増加から利益が圧縮されたとしても、それを上回る売上高が得られているということです。たしかに、この結果を見ると、「実施していない」と回答した企業に比べて、売上高・経常利益共に増加していますが、それほど顕著な差ではない。つまり、適切な設備投資を実施することがいかに難しいか、ことにも着目すべきです。
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