おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-35ページ「第2-1-28図 人材の確保・定着に向けた人事関連施策への取組状況」を読みましたが、今日はⅡ-36ページ「第2-1-29図 人材の確保・定着に向けた人事関連施策への取組状況(中核人材・業務人材が十分に定着している企業)」を読んでいきます。
下図から、人材の確保・定着に向けた人事関連施策の取組状況について、中核人材・業務人材が十分に定着していると回答した企業のみを対象に集計したものを見ると、人材が定着している企業では、いずれの取組についても第2-1-28図と比べて「積極的に行っている」割合が高く、比較的取組が進んでいることが分かる。
このことから、人材の定着に対して、「賃上げ」、「専門性に応じた業務分担・配置」、「キャリアプランの明確化」が一定程度寄与している可能性が示唆される。
増収増益の企業であっても、賃上げには限界があるので、個々の従業員の専門性をいかに伸ばし、いかに活かすか、ここが成長と定着の限鍵となり、ひいては、採用につながっていくのでしょう。同業他社や周辺企業と比べて、遜色ないレベルまで賃金を高める見通しが立ったら、いかに個々の能力を引き伸ばすことができるか、この点について経営者は腐心しなさいと読み取れますね!
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