おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-16ページ「第2-1-13図 インターンシップの実施で得られた効果」を読みましたが、今日はⅡ-17ページ「第2-1-14図 採用面接で自社から伝えている内容」を読んでいきます。
下図から、採用面接で自社から伝えている内容を見ると、「給与体系」、「休暇制度・福利厚生」については8割超の企業が伝えている一方、半数程度や、3割程度の企業しか伝えていない内容もあることが分かる。
この結果は非常に興味深い。というのも、応募する学生は、本音では給与や福利厚生に興味があるが、それを真っ正面からは聞きにくい。そこで、自社からこれらを伝えているのでしょう。寂しいのは、経営理念については半数しか説明していないということ。中小企業は経営理念を伝え、その結果、現状はこういう強みがあり、だから、応募者にはこういう能力を求める。こういう一連の説明が学生に受け入れられれば、望ましい人材が獲得できると思いますが、そもそも、採用担当者がこれらを理解していない、説明できないことも、現場では目にします。となると、まずは、採用担当者にしっかりと経営者の思いを伝えることも必要なのでしょうね!
#中小企業診断士 #2024年版中小企業白書 #地域活性化伝道師
応援クリックお願いします!