おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2024年版「中小企業白書」のⅡ-15ページ「第2-1-12図 インターンシップの実施状況」を読みましたが、今日はⅡ-16ページ「第2-1-13図 インターンシップの実施で得られた効果」を読んでいきます。
下図から、インターンシップを実施したことがある企業に対して、インターンシップの実施で得られた効果を見ると、3割程度の企業が「自社に合う人材の採用につながった」と回答しており、インターンシップの実施は、新卒採用の成功に一定程度有効であると考えられる。
また、半数程度の企業が「学生の意見を知ることができた」と回答しており、すぐには新卒採用につながらずとも、近時の学生の意見を取り入れた職場環境の整備などの取組により、今後の応募や採用につながっていく可能性もある。
この結果を見て、その地域で有力な中規模企業経営者と採用について話をしたことを思い出しました。その企業は新卒人材を確保するため、地元の高校に足繁く通い、就職したい生徒がいたら、紹介して貰うようにしている。また、当社を知ってもらうために、アルバイトも積極的に受け入れているという話でした。これらの取組の結果、先輩の活躍に憧れて、後輩が毎年数名入社するようになっており、人手不足解消、若返りという良い流れができているということでした。インターンシップを実施するだけでなく、どのようにしたら生徒・学生達に知ってもらえるか、この工夫を学生達とともに考える機会にもなるということです!
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