おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-269ページ「第2-3-27図 第2-3-27図 デジタル化の推進に向けた戦略的な取組の例」を見ましたが、今日はⅡ-270ページ「第2-3-28図 デジタル化のビジョン・目標の設定の実施状況と効果」を見ていきます。
下図は、デジタル化のビジョン・目標の設定の実施状況と効果について確認したものである。
①を見ると、従業員規模が大きい企業ほど、ビジョン・目標を設定している企業の割合が高くなっている傾向が見て取れる。一方で、従業員規模が20人以下の企業では、「ビジョン・目標を定めている」割合が2割を下回っている。
続いて、②を見ると、「ビジョン・目標を定めている」と回答した企業では約9割がデジタル化の効果を実感しており、「ビジョン・目標は定めていない」と回答した企業と比べてより効果を実感していることが分かる。
企業が検討すべき方向性には、今回登場したビジョン、目標に加えて、経営理念、経営戦略があります。それぞれの違いを踏まえながら、短期・中長期という時間軸の設定を検討することもあります。
さらに、それぞれがどのように異なるのか、それにより、用いるべき経営資源も異なってくる。
こういう思考に慣れている経営者であっても、すぐに答えが出るものではありません。
たっぷりと時間をかけて、自社にとって望ましいデジタル化のビジョン、目標を定めてみましょう!!
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