おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-262ページ「第2-3-21図 企業が所在する市区町村の人口規模別に見た、デジタル化の取組に関わる「自治体」要素の重要度と現状」を見ましたが、今日はⅡ-263ページ「第2-3-22図 企業が所在する市区町村の人口規模別に見た、デジタル化の取組に関わる「IT ベンダー」要素の重要度と現状」を見ていきます。
下図から、企業が所在する市区町村の人口規模別に、デジタル化の取組に関わる「ITベンダー」要素の重要度と現状を見ると、東京都特別区を除き、人口規模にかかわらず、④ITベンダーの数では約7割、⑤ITベンダーの質では約8割の企業が重要であると回答しており、人口規模による認識の違いはほとんど見られないことが確認できる。
一方、現状について見ると、人口規模が小さいほど、④、⑤共に「十分ではない」という回答の割合が高い傾向にあり、デジタル人材やIT事業者が偏在している可能性がうかがえる、とあります。
この結果は納得です。東京にいると、人材不足を感じることはあまりなく、そこに疑問を感じることすらもないと思いますが、地方では、そうはいかない。全国的に知名度が高い地域で、何かをやろうと思っても、肝心な人材が確保できず、その人材を集めるのに想像以上に苦労した思い出は幾度もあります。東京に集中しているのは、それはそれで良いと思いますが、偏在の中で、交流をどのようにしていくのか、ここはデジタルに限らず、地域活性化には必要なのでしょう!
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