おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-228ページ「第2-3-2図 業種別に見た、受注単価の状況(対2019年比、2021年比)」を見ましたが、今日はⅡ-229ページ「第2-3-3図 業種別に見た、原材料・仕入コストの状況(対2019年比、2021年比)」を見ていきます。
下図から、業種別に、2019年及び2021年と比べた原材料・仕入コスト、人件費、エネルギーコストの状況について見ると、原材料・仕入コスト、人件費、エネルギーコストのいずれも、製造業がサービス業と比べて「上昇」と回答した割合が高い。
特に製造業については「原材料・仕入コスト」、「エネルギーコスト」が対2021年比、対2019年比のいずれについても8割以上の企業が「上昇」と回答している。
足下の物価高の影響を受けて、原材料・仕入コストやエネルギーコストの上昇がより強く実感されている様子が見て取れる。
日常生活でさえ値上がりを感じるので、事業者の物価の高騰への負担は相当なものです。お客様の声を思い出しても、エネルギー、原材料の負担が相当に重いようです。ロシア・ウクライナ問題の終結は見通しが立たないので、この状況はいずれ解消されると我慢するのではなく、取引先・販売先への価格転嫁を考えた方がよいのでしょう。厳しい時代です!
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