おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡 力(ながおかつとむ)です。
昨日は、2023年版「中小企業白書」 Ⅱ-221ページ「第2-2-78図 各成長段階における、確保できた重要度の高い人材」を見ましたが、今日はⅡ-222ページ「第2-2-79図 創業時と現在における、経営者が身につけている能力・強みの比較」を見ていきます。
下図は、経営者が身につけている能力・強みについて、創業時と現在時点で比較したものである。能力・強みの内容について、創業時から現在にかけて「持っている」と回答した割合は全ての項目で増加していることが分かる。創業以降において、経営者が各能力・強みを身につけるよう取組を行っている様子がうかがえる。
また、増加割合が大きい上位の項目について着目すると、「決算書などの計数管理能力」、「税務・法務等各種手続き等の実務能力」、「経営について相談できるネットワーク」、「事業計画の策定能力」の順に高くなっていることが分かる。
特に、社内の計数管理や税務・法務等の能力、事業計画の策定に対する能力や、外部に経営課題について相談するネットワークについて、その重要性を経営者が認識し、獲得に向けて取り組んでいることが示唆される。
経営者になると多くの課題・問題点に直面するので、上記の経営能力が必然的に高まっていくのでしょう。
実際に、わたしのお客様を思い起こしても、久しぶりに会うと、随分と経営者としての風格が出ていることに驚かされることがあります。
その理由をこの結果から逆算すると、知識や経験、何よりもリーダーシップのように感じます。
つまり、創業時の強みは、まだまだ”半人前”ということでしょう。
そして、経営者として決断することに慣れてきたことから、言葉尻が強くなり、指示を受ける従業員も、自信を持ってはっきりと大きな声で指示されることで、迷いなく動ける。
こういう好循環が形成されているということでしょう。
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